多部未華子ちゃん @鹿男あをによし


鹿男あをによし #8(再放送) [フジTV系]
2009/03/12


第7話については本放送の記録に譲り,ここでは第8話に参りましょう.

前回,未華子ちゃんと玉木宏先生,綾瀬はるか先生の3人で状況を整理した結果,以下のような結論に至ります.

“神の使いの鹿”が言ところの“日本を救う大切な儀式”には,鹿・狐・鼠の3種の動物が関与している.玉木先生が“鹿の運び番”であるように,狐と鼠にも“運び番”の人間がおり,京都にある姉妹校の女性教師・柴本幸さんが“狐の運び番”,そして未華子ちゃんたちの学校の教頭先生・児玉清氏が“鼠の運び番”であることは確実である.

その儀式に必要とされる神器“サンカク”は,本来“狐の運び番”から“鹿の運び番”に渡されるはずであった.ところが,それを“鼠の運び番”が横取りし,隠匿しているに違いない.それが諸々の混乱の原因であり,諸悪の根源は“鼠の運び番”の児玉教頭である,と.

ということで,児玉教頭の尻尾を掴み,“サンカク”を奪還することが急務となって参りました.そうしなければ大切な儀式が行えず,鹿になってしまった未華子ちゃんや玉木先生の顔も元には戻らないのです.学校で教頭先生を見る未華子ちゃんの視線も鋭い光を帯びてきたように思えます.

“鼠の運び番”である児玉教頭の尻尾を掴むにはどうすればいいのか,未華子ちゃんと玉木先生,綾瀬先生の3人で再度相談するのですが,決定的な方策は思いつきません.

結局,“狐の運び番”である姉妹校の柴本先生の協力を得る必要があるということになり,その柴本先生のもとへ3人で直談判に出かけます.しかし,諸般の事情から柴本先生の協力は得られそうにありません.

“神の使いの鹿”が言うには,理由は不明ながらやはり“鼠の運び番”が鼠に逆らって“サンカク”を隠匿しているに違いないとのことです.

ここで未華子ちゃんと玉木先生,綾瀬先生の3人は方針転換します.“鼠の運び番”を直接陥落させることも,“狐の運び番”の協力を得ることも難しそうだ.であるならば,“鼠の運び番”が横取りした神器の“サンカク”とは具体的に何なのか,その線から攻めてみようと.

“鼠の運び番”である児玉教頭は,邪馬台国研究で著名な考古学者でもあります.その児玉教頭が鼠に逆らって隠匿する“サンカク”は,邪馬台国に関連した考古学的に貴重な三角形のモノであるに違いない.そう考えて3人は調査を開始します.

いやー,このシーンの未華子ちゃんは本当に可愛らしかったです.

日本史が大好きな歴史教師・綾瀬先生 (今風に言えば『歴女』ですな) の活躍で,神器“サンカク”は三角縁神獣鏡に違いないとの結論に達します.

児玉教頭は邪馬台国に関する考古学論文を近々発表する予定だと言われていました.“鼠の運び番”として入手した神器“サンカク”が,児玉教頭の考古学説を裏付ける貴重な物証・三角縁神獣鏡であったからこその“サンカク”横取りと論文発表だと確信した未華子ちゃんたち3人は,意を決して児玉教頭との直接対決に向かうのでした.

紆余曲折ありましたが,一度は協力を断った“狐の運び番”の柴本先生の証言が決め手となり,ついに児玉教頭は自分が“鼠の運び番”であることを認めざるを得なくなりました.これで事態は新たな展開へ突入することとなります.さあ,次回を刮目して待て! (^_^;

今回は今まででいちばん面白かったですな.前回で未華子ちゃんと玉木先生,綾瀬先生の3人は完全にひとつのチームとしてまとまったわけですが,このチームがなんかイイ感じです.

児玉教頭は自分が“鼠の運び番”であることを認めましたが,肝心の“サンカク”がどこにあるのかはまだ不明です.次回が楽しみです.


ついでと言っては何ですが,『歴女』を先取りしていた綾瀬はるか先生です.今回は大活躍の綾瀬先生,当初は“神の使いの鹿”に口をきいてもらえなくてすねていました.すねている様子も可愛かったです.(笑)


最後には活躍を認められて鹿と話すことができた綾瀬先生,良かったね.(笑)


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