多部未華子ちゃん @不毛地帯


不毛地帯 第八話 [フジTV系]
2009/12/03


母親(和久井映見さん)の着物の着付けを手伝う未華子ちゃん.今回,母親は父親(唐沢寿明氏)に付き添って会社関係のパーティーに参加することとなり,そのために着物を新調したのでした.

続いて母親の爪にマニキュアを塗ってあげる未華子ちゃん.ひとつひとつの動作,仕草に育ちの良さが感じられます.

未華子ちゃんは本当にええ娘さんや.昭和の素敵なお姉さんはかくあるべしというお手本のような感じです.萌えますなぁ.

ところで,未華子ちゃんももうお年頃ですので,母親としては未華子ちゃんにもそろそろ“今後の幸せ”を真剣に考えてもらいたいようです.一方,未華子ちゃんとしてはレイの彼氏(父親の商売敵の息子)と真剣な交際を続けているようですが,父親の反対,否定的態度に頭が痛い様子.

「自分が本当に一緒になりたい人と一緒になりなさい」という母親の励ましの言葉に未華子ちゃんは感激するのでした.お母さんがそう言ってくれるなら,未華子,元気百倍,勇気百倍ですっ.

せっかくの着物姿なので,弟も交えて母子3人で記念撮影です.しかし,まさかこれが母子3人の最後の語らいになろうとは.なんと,この翌日,母親は交通事故で帰らぬ人となってしまうのです.

事故の報を聞き,病院に駆けつけた未華子ちゃん.物言わぬ母親にすがりつき,号泣するばかりです.こんなことになってしまうとは.(T_T)

今回は番組開始以来,未華子ちゃんの出番が最も多く,色々な演技,表情を見ることができて良かったと思うのですが,こんな悲しい展開でちょっと複雑な気分です.


ということで,まさかの事故死となってしまった和久井映見さんです.いや,今思えば未華子ちゃんとの母娘の語らいのシーンがなんだか今生の別れみたいな雰囲気を漂わせていたのですが,原作を知らない当方としてはこの展開には驚きました.和久井さんがもう出演しなくなってしまうのは寂しいなぁ.



不毛地帯 第九話 [フジTV系]
2009/12/10


未華子ちゃんの母親(和久井映見さん)が亡くなってしばらく経ったある日,ニューヨークへ赴任することとなった父親(唐沢寿明氏)は,その海外赴任の件について未華子ちゃんに話しています.

一方,未華子ちゃんも一大決心を以って父親に結婚話を切り出します.父親の海外赴任が決まったからには,今ここで話さなければ,次に話せるのはいつになるかわかりません.

未華子ちゃんが結婚を決心した相手は,学生時代から付き合っているレイの彼氏(父親の商売敵の息子)です.もちろん父親はこの結婚には反対していますし,彼氏の父親もやはり大反対だとのこと.しかし,未華子ちゃんたちの決心は揺るがず,父親も結婚を認めざるを得ませんでした.

さて,いよいよ結婚式を翌日に控えた未華子ちゃんですが,近々ニューヨークへ旅立つ父親の荷造りを夜遅くまで手伝っています.未華子ちゃんは本当にええ娘さんやなぁ.

ここで未華子ちゃんは荷造りの手を止め,急に改まって父親の前に正座します.嗚呼,ついに来てしまいましたこの瞬間.「お父さん,長い間お世話になりました.我侭な結婚でごめんなさい」

「いつも仕事ばかりで父親らしいことは何もできなかった」と詫びる父親でしたが,突然「なあ,おんぶしてやろうか」と言い出します.予想外のことに戸惑う未華子ちゃんでしたが,そういえば子供の頃におんぶしてもらった思い出も無いことに気付き,初めておんぶしてもらうことに.

「お父さんの背中ってこんな感じなんだ」と泣けることを言う未華子ちゃん.嗚呼,小生も未華子ちゃんをおんぶしたい.(^_^;

馬鹿な妄想と戯言はさて置き(汗),このシーンは父と娘の思いが交わる,地味ながらも感動的ないいシーンでした.もともと原作にもあるシーンなのでしょうか? ここで「おんぶ」が出てくるのが泣かせます.

月日は流れ,未華子ちゃんもうお母さんになっているではありませんか.時間が経つのが早いよ(笑).ニューヨークの父親の元に届いた写真からは幸せそうな一家三人の様子が伝わってきます.良かったね.

ということで,前回と今回の2回にわたって未華子ちゃんの人生に大きな変化があり,それに伴って出番も多く見所も多くて良かったです.脇役でもしっかりと印象に残る存在感は流石ですね.


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