今日も今日とて,未華子ちゃんたちは広末お姉さんが松岡兄貴と冷静に会話できるように特訓(笑)を行っています.広末お姉さんは,口の悪い松岡兄貴の「このクソアマ!」といった暴言に条件反射的にブチ切れてしまい,本当は大好きな松岡兄貴といつも言い争いになってしまうのです.まずは何を言われても冷静さを失わず落ち着いて会話できるようにならなければ,恋の告白はできません.
ということで,大倉君が松岡兄貴に扮して広末お姉さんにありとあらゆる暴言を浴びせ,広末お姉さんはそれに耐えるという特訓をしているわけです.この妙な特訓は未華子ちゃんの発案に違いありません(笑).しかし,大倉君がどんどん変な方向に染められてしまっているような気が.(笑)
…ていうか,未華子ちゃん,予備校は? (^_^;
すると,そこへタイミングよく(?)松岡兄貴が登場.早速特訓の成果を発揮する機会が来ました.が,やっぱりダメでした(笑).いつもの通りいがみ合う松岡兄貴と広末お姉さん,そしてそんな二人の周りで頭を抱える未華子ちゃんはじめヒマな皆様.(笑)
しかしそのころ,皆の知らないところで大変な事態が進行していました.
その夜,松岡兄貴の編集担当さんが血相を変えて駆け込んできました.松岡兄貴の素性に関するウワサ,松岡兄貴が特攻服を着て悪党どもと乱闘している様子をとらえた写真がネット上に流出しているというのです.
松岡兄貴は元暴走族の男性という素性を隠して「桜葉れいか」という女性ペンネームで漫画を描いています.漫画の読者は桜葉れいかを女性作家と信じているため,松岡兄貴がその正体をバラすことは編集部から固く禁じられており,正体がバレたらもう漫画を描き続けることはできないのです.前回のラストで未華子ちゃんが感じた胸騒ぎはこのことだったんですね.
「もし兄貴が漫画を描けなくなったら,ウチはお金が無くなって,私は学校に行けなくなって,大倉君にも会えなくなって……」と最悪の事態を想像する未華子ちゃん.想像の世界で,去り行く大倉君に追いすがりつつコケしまいます.今回の大コケはこの一回だけでしたね.
翌日,未華子ちゃんは自宅前で桜葉れいかについて調べている記者に遭遇します.どうやら既にマスコミも動いているようですし,住所もばれているようです.狼狽する未華子ちゃん.マジでヤバイですよこれは.
予備校に行ってみると,友人たちが新聞を見て騒然としています.なんと,スポーツ紙上では既に人気漫画家・桜葉れいかの正体に関する疑惑が報じられているのです.これはマズイ,本当にマズイです.どうしよう〜
この危機的状況を切り抜けるため,大倉君は一計を案じます.大倉君が未華子ちゃんの耳元でその計画を話そうとするのですが,未華子ちゃんはうっとりしてしまって話の内容が全然耳に入っていません(笑).未華子ちゃんは「ごめん,もう一回お願い」と大倉君に再度説明をお願いします.大倉君が再度計画を話そうとすると……という繰返しが3回ほどありました.(笑)
いやー,このシーンは可笑しかったですね.そうか,未華子ちゃんは耳を攻められると弱いのか.(違)
で,その大倉君の計画というのはこうです.この際,この騒動を逆手に取ってマスコミの取材を受けてしまえばいい.そうすることによって怪しげなウワサを捻じ伏せる.ただし,松岡兄貴が素性を明かすと読者の夢を壊してしまうので代役を立てる.松岡兄貴の代役は広末お姉さんが演じる.松岡兄貴は一介のアシスタントに成りすましておとなしくしていればいい.未華子ちゃんも広末お姉さんも編集担当さんも,この計画で突っ走る覚悟です.
ただ一人,松岡兄貴だけは広末お姉さんに頭を下げることに,演技とはいえ広末お姉さんのアシスタントになることに抵抗していましたが,ブチ切れた編集担当さんに一喝されてしぶしぶこの計画を受け入れます.
そうと決まれば特訓です.未華子ちゃんたちは想定されるシチュエーションで松岡兄貴に下っ端アシスタントを演じさせようとしますが,短気で口の悪い兄貴は早速ブチ切れてしまいます.いやー,このシーンも可笑しかったですね.うんざりしている未華子ちゃんの表情が最高です.(笑)
とうとうマスコミ取材の日がやってきました.広末お姉さんは頑張って見事に漫画家・桜葉れいかを演じています.ところが,その場の流れで広末お姉さんがアシスタント役の松岡兄貴を一喝する状況になってしまい,一喝された松岡兄貴が今にも噴火しそうです.
「お兄ちゃん,お願い,お願いだからこらえてっ!! お願いーーーーーっ!!」
未華子ちゃん,全身全霊全力の祈り.(笑)
いやー,このシーンも面白かったですわ.
松岡兄貴は何とか噴火をこらえ,取材は大過なく終了しました.未華子ちゃんたちは計画成功に大喜びです.これでとりあえず一件落着と,みんなそう思っていました.
ところが,全然一件落着ではなかったのです.そもそも今回の騒動は,暴走族時代から松岡兄貴と因縁の対立関係にあり,広末お姉さんに全く相手にされないのに横恋慕しているレイの嫌な野郎が,密かに撮影した乱闘場面の写真をネットやマスコミに流したことがその発端でした.
その横恋慕野郎が,今度は広末お姉さんに攻撃を仕掛けてきました.漫画家・桜葉れいかの正体=松岡兄貴に関する証拠はまだまだ沢山ある.それらをバラ撒かれたくなかったらこちらの言うことを聞け.そう言って「婚姻届」に押印するように迫ってきたのです.
未華子ちゃんは広末お姉さんの様子が普通ではないことに気付いて,胸騒ぎがしてなりません.
広末お姉さんは,漫画家・桜葉れいか=松岡兄貴を守るため,横恋慕野郎の要求を呑む決意を固め,独り姿を消してしまいます.事ここに及んで,松岡兄貴は覚悟を決めます.誰かの幸せの犠牲の上に漫画を描き続けてもつまらない.ゴチャゴチャした悪だくみを粉砕して広末お姉さんを救うためには,漫画家・桜葉れいかの正体をバラすしかないと.
かくして松岡兄貴は自ら正体を明かし,同時に「漫画家・桜葉れいか引退」を宣言するのでした.
「私たちは,ひとつ大事なものを失ったけれど,でも大丈夫.みんながいれば,何とかなる気がするんです」
さて,一旦事が決まると女の子の方が切り替え・立ち直りが早いのか,未華子ちゃんは松岡兄貴の漫画家廃業による収入減少に対応して食費抑制に手を付け,メニューを大幅グレードダウンします.兄貴たちがグダグダ文句を並べたって「嫌ならはやく稼いでね」とケロっとしたもんです.(笑)
いやしかし,このシーンの未華子ちゃんは露出度が高くて最高です.夏ってイイな.若いってイイな.(ダラダラ引っ張って締めがソレかい.(^_^;)
ついでと言っては何ですが,松岡兄貴の編集担当・櫻井淳子さんです.いざとなればちゃぶ台ぶっ飛ばして松岡兄貴も真っ青です(笑).この方もお綺麗ですなぁ.
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